飲食業は好きだけど先行きが見えない
仕事の割に給与が低いな
初任給はよかったけどそのあと延びていかない
これらが解決して安心して仕事ができれば好きな仕事がより楽しくなると思いませんか?
経営している人でないならば給与は自由に変えることはできません。
がんばって真面目にしっかり仕事をしていても毎月同じ給与です。
現状を変える一手として副業を考えてみてはどうでしょう?
この記事では飲食店社員だからこそ副業をするべき理由がわかるようになります。
1.給与が上がらない時代
飲食業は今他業種と比べても給与が上がりづらい状況にあります。
そもそも飲食業は経費が多くかかる業種です。
かつてはその経費を回収して大きく利益が上がる業種でした。
大型の店舗を出店すればそれだけお客様の来店を増やすことができ利益が大きくなります。
出店拡大もたくさん行われ賑わいのある業種の1つ、でした。
今はまったく違います。
家賃
実店舗での経営である程度の広さが必要です。そのために家賃が高くなります。
集客を考えて立地選定もしますが、良い立地ほど当然家賃は上がります。
とはいえ家賃は大きく変動することはありません。
コロナ禍を経て家賃交渉をして家賃を下げてくださった大家様もいらっしゃると思います。
食材費
円安、配送コスト増の影響を大きく受け仕入れ原価が大きく値上がりしているのが現状です。
円安はすぐに解消されません。
配送コストはドライバー不足、ガソリン代の高騰と二重の原因があるため簡単に解消されるものではありません。
商品の値上げや分量の調整など様々な企業努力を行っていますが、お客様の来店があってこその対策です。
値上げがいたるところで行われている為来店頻度も下がり、利益を圧迫しています。
人件費
最低賃金の引き上げのためアルバイトスタッフの給与が年々上がっています。
学生が多い場合、年間103万という上限は変わらないため、その上限を超えないようにシフト調整をせざるを得ない。
在籍人数が必要になるため募集を掲載する必要がある。
アルバイトスタッフを採用するために地域相場を調べ、より条件の良い時給設定をせざるを得ない。
アルバイトの給与は上がるのに社員は変わらないというジレンマもあります。
エネルギー費
電気代が顕著に上がっています。
飲食店は食材の保管のために業務用の大きな冷蔵庫を何台も稼働させています。
お客様が食事をする環境のために空調調節も重要です。
店舗の電気代は仮に1.5倍になれば万単位で請求額が変わります。
3万円増えたら年間で36万円今までより利益が減ることになります。
売上が上がらない
経費の増大の半面、回復をしてきたとはいえコロナの影響で売上が下がっていたり、物価上昇のため外食を控える人が増えお客様の来店頻度が下がっているという状況が続いています。
2.今すぐじゃなくてもいい
と思うかもしれません。
意外にあります。
他の所でアルバイトをする
という手もありますが、さすがにそれはおすすめしません。
ぼくも考えたことはありますが、時間があっても体力がもたないです。
今、給与がまったくなくなったわけではありません。
今までもしっかり生活ができていますよね?
つまり即金で収入を得る必要はないということです。
少しずつ副収入を得るための副業を育てていけば未来の助けになります。
毎日コツコツと作業をすることは普段の仕事で身についているはずです。
3.飲食業の枠組み以外のビジネスでの収穫
副業によってさまざまな業界や職種の人々とのつながりを得たりビジネス感覚を身に着けることができます。
また、自分の力でお金を稼ぐことを実感することは起業、転職の時の強い武器になります。
新しい人脈の形成
副業を通じて新たな仕事に関わることで、異なる業界や職種の人々と出会う機会が増えます。
これにより、様々な人々との交流が生まれ、今まで持っていなかった視点や知識を得ることができます。
交流と学びの機会
異なる業界や職種の人々と交流することで、新しいアイデアやビジネスのヒントを得たり、自身のスキルや専門知識を向上させることができます。
キャリアやビジネスの機会の拡大
将来のキャリアやビジネスの機会につながることがあります。
他の人々との関係を深め、信頼関係を築くことで、仕事の紹介やパートナーシップの形成、さらなる成長の機会を得ることができます。
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まとめ
飲食業を取り巻く環境はかなり厳しいものになっています。
脇目を振っていては競争に敗れる可能性ももちろんあります。
しかし、副業をすることで得られるメリットはとても大きい。
ただお金を稼ぐ副業ではなく、
ビジネスとして小さなことから始めるとその積み重ねがノウハウという財産
になり、副業を通じて視野も広がります。
この経験は独立、転職を考えたときに大きな強みになります。
勤務している企業が副業禁止になっていないかを確認しましょう