と思っている人に朗報です。
アルバイト先を決める決め手になるポイントをお伝えします。
ここで紹介するのは
選び方のポイント
です。
選んだ後、そこで何を得られるかはあなた次第です。
多くの人が見ているポイント
アルバイトを探すときの基準はどんなものがあるでしょう?
- 時給がいい
- 家(学校)から近い
- 同年代が多い
- 駅から近い
- まかないがある
などいろいろな基準があると思います。
これらの情報はアルバイト募集のサイトを見るとだいたい掲載されています。
しかし本当に働きやすいかどうかはサイトを見るだけでは分かりません。
なぜなら、サイトの運営側も
- 何人の人がサイトを見たか
- 何人の人が応募したか
- 何人採用できたか
という運営側のステータスになる結果を出すために応募が集まりやすい提案をするからです。
店舗側も当然アルバイトを集めたいのでその提案を採用します。
そして似たような原稿が掲載されます。
最近は特色を出すため在籍しているアルバイトさんにインタビューをしたり、実際の店舗風景を掲載する媒体や担当者の方が増えています。
実際に働いている先輩アルバイトさんが見られるという点で参考になります。
けれど同じような提案をいろいろな店舗にしているので結局内容は似たり寄ったりです。
注意すべき掲載
掲載を見てすぐ応募する前にちょっと考えて欲しい内容です。
耳障りのいい謳い文句
こんな内容を見たことはないでしょうか?
- アットホームな雰囲気です
- 優しい先輩が教えてくれます
- 楽しく働ける
学生活躍中
全て嘘とは限りませんが、本当にこのような店舗なら人は集まります。
他の店舗と似たようなフレーズが使われていたらよく考えずに募集を掲載していないので現実との乖離が大きい可能性が高いと言えます。
長く掲載されている店舗
ずっと掲載している店舗も慢性的に人手不足である可能性が高いと言えます。
要因は
- 大型の店舗で在籍スタッフの人数が必要
- 人気がない
- 離職率が高い
- 系列店と合同(スタッフの行き来がある)
などが挙げられます。
特に
離職率が高い
という理由だった場合は最悪です。
職場環境が悪い
ということと同じです。
と言っても探し始めてからその店舗が長期で掲載しているかどうかを知ることは難しいでしょう。
だからこそすぐ応募ではなく詳しく知る必要があります。
掲載内容からは店舗が実際どのような雰囲気なのかを正確に知ることはできない。
文言や写真を鵜呑みにしないようにしましょう。
信頼性のある掲載内容と例外
雇用規定は信頼性のある情報
- 時給(研修給も含みます)
- 制服について
- 福利厚生
- 店舗所在地
などです。
時給に関しては、期間限定で高時給の掲載を出している場合はありますが、それを除くと掲載されている額から下がることはないでしょう。
例外1:昇給あり
あることはあるでしょう。
- 評価制度がある
- 店長の独断で昇給する
- リーダー手当などの役職給
というパターンがあります。
評価制度があっても社員が忙殺されていると評価制度自体が稼働しない場合もありますし、基準が曖昧な場合もあります。
最悪なのは書いてあるだけで昇給がほぼない場合です。
例外2:まかない
まかないは店舗の状況で変更になる可能性があります。
まかないあり
だった店舗が店長の交代により
食事手当
に変わった
という例があります。
もちろん手当なので通常価格よりはかなり価格は落としてありますが有料に変りました。
食材の仕入れ価格が高騰しているので経営のためには致し方ない判断ではあると思います。
例外3:装飾自由
装飾も華美すぎると制限される場合があります。
十数年前とは変わりピアスや髪の色などかなり寛容になりました。
しかし飲食店の場合マニキュアや香水(香りがついた制汗剤など)は指摘されることが多いです。
とは言え個人的にも、飲食業として食事をする環境を提供する側としてはオシャレではなく身だしなみを意識して欲しいと考えています。
時給は期間限定を除けば基本給が掲載内容より下がることはないと思って問題ないでしょう。
昇給、賄い、装飾は店長の裁量で変更になる可能性がある。
働きやすい店舗
卒業以外で退職する1番多い理由はなんだと思いますか?
人間関係
です。
これは予想できた人、知っていた人が多いのではないかと思います。
具体的には
- 店長と合わなかった
- いじめられた(いやがらせ)
- 先輩が理不尽
と、店長・先輩・同期に渡りうまく人間関係が作れなかった、もしくは相手から関係構築をされなかったことが主たる要因になっています。
逆に言えば
人間関係が良い=働きやすい職場
と言えます。
まさしくその通りなのですが、掲載内容だけではその実態は分かりません。
これがアルバイト先に失敗する1番の落とし穴です。
いいなと感じた店舗の例
ここからは過去の経験からぼく自身が
「いい店だな」
と感じた店舗の特徴です。
自分で運営した店舗や知り合いの店、食べに行った際に感じた雰囲気、店長の方針などいまとめました。
店長とスタッフの人間関係が良い
店長とスタッフが仲がいいというのとは少し違います。
仲がいいだけでは規律がなくなります。
店長が言わなければならないことが言えない環境では本当に良い店舗にはなりません。
人間関係が良いというのは
相手への敬意
が重要です。
それは双方に必要です。
店長はスタッフに対して、スタッフは店長に対してお互いに敬意を持っている状態。
店長も人間なのでミスもあれば間違いもあります。
スタッフからも店長に対して言えるし、敬意があれば受け入れることができます。
理念があり、仕事に活きている
理念を掲げている店舗は多くあります。
しかし、掲げているだけの店舗も多くあります。
理念は実践されていて初めて意味があります。
理念に沿った運営ができている店舗は
- 店長がスタッフとよくコミュニケーションをとっている
- 店長が理念通りの仕事をしている
ということが言えます。
スタッフに理念が浸透していればスタッフは一つの目標に向けて同じ方向を向いて仕事ができています。
権限委譲ができている
見方を変えれば
アルバイトの給料以上の仕事をさせられている
と取られるかもしれません。
これが
やらされている
のであれば確かに募集の掲載内容にない仕事をさせられていると思ってしまうでしょう。
- 楽しんでやっている
- 責任感を持ってやっている
- できることが増えて嬉しい
と思ってやっていると本人にとっても価値のあるものになります。
やらされるのではなく自発的にやりたいと言えるスタッフが育つ環境ができていることが重要です。
事実、先輩アルバイトの姿を見て
- 発注をやってみたい
- ホールで応募したけどキッチンもやりたい
- こういうことをしたらお客さんが喜ぶと思います
と自分からやりたいことを言ってくれるアルバイトの人も多くいます。
その一つ一つにしっかり指導して任せることができる店舗はアルバイトにとっても良い経験になるはずです。
また近年ではSNSの発信をアルバイトさんに任せる店舗も増えています。
これはお店の広告を任せていること同義です。
グルメサイトやGoogleの口コミが多く評価がいい
口コミはお客様からの評価です。
積極的に口コミを集めている店舗は良くも悪くも口コミの数も多く高い信憑性があります。
口コミの数が多く評価が高い店舗は営業状態が良好であると言えます。
口コミが多いということは、お客様に口コミをしてもらうだけのアクションを店舗として起こしているので、店舗としてのアクションをアルバイトさんに共有できており教育ができていると言えます。
百聞は一見にしかず
アルバイトとは言え通常は決して短くない人生の時間を使います。
一度応募して面接してもらい働いてみて、合わなかったから辞めて、また探して応募、面接と繰り返すのは時間を無駄にします。
大きなストレスもかかります。
とは言え、ネットの情報だけでは実情は分かりません。
特に飲食店での仕事は当たり外れが多い。
なぜなら日々の仕事量に忙殺され、余裕がなくなることが多くあるためです。
もし少しでも時間に余裕があるならば、実際に見てみるのがいいでしょう。
働いてみる
今は人材派遣のサイトが多くあり、所属しなくても働けます。
過去人手不足の時に派遣サイトから助っ人にきてもらった人がそのまま自分の店のスタッフになってくれたこともあります。
派遣の方を呼ぶということはスタッフを募集している可能性は高いです。
そこで働いてみて実際の店舗を体感してから応募することはお互いメリットがあります。
通常、募集を掲載するには大きなコストがかかります。
派遣で手伝いに来てくれた人がそのまま働きたいと言ってくれたら店舗にとっても大歓迎です。
飲食経験がないと派遣で働く時は残念な顔をされることがあります。
できないなりにでも一生懸命頑張りましょう。
派遣として次も来て欲しいとは思われないかもしれませんが、自店スタッフとして雇うと考えるならば採用される可能性は高くなります。
- 派遣サイトに登録する手間がかかる
- 実際に働くので緊張する
- 応募したい店舗の派遣依頼がない
といった手間やストレスはあります。
食べに行ってみる
応募する前に食べに行ってみるのも実情を知る方法です。
働いているスタッフの様子や接客サービスの質などを確認することができます。
- スタッフが明るく丁寧に接客をしているのか
- 見えるところは綺麗にされているか
- 接客をしていない時のスタッフの様子
こういったところに目を向けてみると店舗の雰囲気がわかってきます。
スタッフに話しかけてみるのもいいと思います。
実際の営業を体感してみましょう。
実際に飲食するので飲食代がかかります。
また、日によってスタッフも違うのでその日だけではわからないところもあります。
できれば土日などの忙し目の日に行ってみるといいでしょう。
まとめ
飲食店でのアルバイトの選ぶポイントを伝えてきました。
時給や立地などは広告を参考にして、雰囲気は口コミや実際の店舗を見に行ってみることを強くおすすめします。
しかし一番大事なのは
自分自身がどのように働くか
です。
新しい環境に緊張すると思います。
アルバイトを始めるということは、一つの大きな決断です。
その自分自身の決断を尊重し自分からその環境に入っていくようにしましょう。